しゃがみ込んだりする動作や、座位の持続などで症状が増悪することが多い傾向にあります。
・骨盤の上部中心から外方部(約7㎝)を押すと鋭く痛む部分がある
・睡眠時での寝返りにより骨盤と神経がこすれる鋭い痛みがでる
・歩行時の痛み
・歩行時に骨盤に手をあてる事で圧迫を緩められ少し痛みが和らぐ
・症状が酷くなると脚の所々に痛みやシビレがでる
お尻の上部分(腸骨上)を押すと強く痛むところがあるのが特徴です。上殿皮神経は背骨からお尻の皮膚へ向かって走る数ミリの細い神経で、その神経が筋肉の膜などに圧迫されたり、傷ついたりすることで腰からお尻にかけて痛みが生じるものです。腰を捻ったり、起き上がったり、歩いたりすると痛みが強くなることが多いようです。神経が細いためMRIやレントゲンなどの検査では見つけることができません。
2013年の厚生労働省調べによると日本には腰痛の人が2800万人、一生のうちに日本人の80%は腰痛になると言われております。大体100人中30人くらいは腰痛の症状に悩まされているという厚生労働省のデータもあります。腰痛の中でも14%くらいはこの「殿皮神経障害」と言われているため、10人に1人と考えると少なくありません。
しゃがみ込んだりする動作や、座位の持続などで症状が増悪することが多い傾向にあります。
・骨盤の上部中心から外方部(約7㎝)を押すと鋭く痛む部分がある
・睡眠時での寝返りにより骨盤と神経がこすれる鋭い痛みがでる
・歩行時の痛み
・歩行時に骨盤に手をあてる事で圧迫を緩められ少し痛みが和らぐ
・症状が酷くなると脚の所々に痛みやシビレがでる
投薬や装具療法(コルセット)、リハビリなどを行いますが、効果が見られない場合は上殿皮神経に対して局所麻酔薬を注射する「ブロック注射」を行います。症状がひどい場合やぶり返す場合などには手術を行うこともありますが、多くは局所麻酔・短時間で終了する比較的簡便な手術となっています。
再発を予防するには、腰部の後方筋膜をやわらかくして、上殿皮神経が絞扼されないようにする必要があります。臀部の固まった筋膜などを伸ばし、殿皮神経が骨盤に当たるのを防ぐのに効果的なストレッチを取り入れて再発しにくい身体にすることが重要です。
・硬めの床に仰向けになり、片方の足を曲げ、反対方向に捻ります。
・捻った足を手で押さえ20秒かけて伸ばします。
痛みが感じるほど行うのではなく、適度に気持ちいいと感じる程度で行ってください。
1.椎間関節
2.上殿皮神経
3.神経根の横走
4.梨状筋症候群
5.副鼻腔神経
6.セグメント血管
7.神経の異常
8.背中の筋肉(M.多裂)
1. 圧痛点 正中から3-4㎝(内側枝) 7-8㎝外側(中間枝)
2. 高周波刺激による疼痛再現
3. Tinel 様サイン
4. デルマトームに一致
5. ブロックで改善
内側枝が腸骨稜を乗り越える位置 上後腸骨棘 PSIS(国谷2011 )
PSISより 4.6cm頭側 Sittitavomwong 2013 5.7cm(紺野2016 3.6)
PSISより2横指外側
1横指尾側
昨今、東京都や神奈川県では新型コロナウイルス(COVID-19)の院内感染が報告されています。また、新型コロナウイルスは、飛沫感染と接触感染がおきる可能性がある診察室やリハビリ室、待合室では、感染リスクを最小限にするための努力を致します。「知らない間に誰かを感染させていた」ということが起こらないように皆様にもご協力頂きたいと思いますので、宜しくお願い致します。
上記1つでも該当する方は当日受診・リハビリをご遠慮頂き、専門医やかかりつけ医を受診して下さい。その後2週間受診・リハビリをご遠慮頂き、症状改善されている場合、2週間経過以降受診・リハビリを再開させて頂きます。
病院に来院される前に自覚症状のある方は、予め受診・リハビリのキャンセルをして下さい。電話でキャンセルされる場合、電話回線の混雑から繋がりにくい場合があります。その場合、恐れ入りますが後日お掛け直しをお願い致します。
付き添いは1人までとさせて頂きます。付き添いの方も検温等の体調管理やマスク着用、手指消毒を徹底して下さい。
毎朝検温等の体調管理を徹底致します。