ヘルニコアについて
腰部椎間板ヘルニアとは、背骨の腰部の椎骨と椎骨の間でクッションの役割を果たしている軟骨(椎間板)が変性し、
組織の一部が飛びだすことをいいます。
椎間板は背骨の骨と骨の間にあり、椎間板のおかげで背骨がしなやかに動くことができます。
背骨の後ろ側には脊柱管という骨に囲まれた空間があり、この中には脳と手足をつなぐ神経が通っています。
ヘルニアにより椎間板が飛びだし、その一部が付近にある神経を圧迫すると、腰や足に激しい痛みやしびれなどの症状を起こします。
この症状を坐骨神経痛といい、椎間板ヘルニアの代表的な症状となっています。
腰部椎間板ヘルニアとは、背骨の腰部の椎骨と椎骨の間でクッションの役割を果たしている軟骨(椎間板)が変性し、組織の一部が飛びだすことをいいます。
椎間板は背骨の骨と骨の間にあり、椎間板のおかげで背骨がしなやかに動くことができます。背骨の後ろ側には脊柱管という骨に囲まれた空間があり、この中には脳と手足をつなぐ神経が通っています。
ヘルニアにより椎間板が飛びだし、その一部が付近にある神経を圧迫すると、腰や足に激しい痛みやしびれなどの症状を起こします。この症状を坐骨神経痛といい、椎間板ヘルニアの代表的な症状となっています。
●保存療法
・薬物療法・装具療法
いわゆる湿布などの痛み止めを使用したり、コルセットなどで固定をする療法です。
ヘルニアの痛みが強い場合は、あまり効果がないことがあります。
痛みが強い場合は、内服薬より「坐薬」の方が効果があります。
・神経ブロック療法
ヘルニアと神経に直接、麻酔薬・抗炎症薬を注入します。
痛みが軽減するまで週1回づつ3~5回行います。
・温熱、牽引療法
あまり効果がないことが多いようです。自宅で安静にしている方がいいと思います。
・運動療法
ヘルニアによる神経の痛みが長期間続きますと関節・筋肉が硬くなって、それらの痛みの方が強い場合があります。
激しい痛みがある程度治まったら運動を開始すべきです。
向ヶ丘PEDスポーツクリニックでは理学療法士が腰に負担を掛けないストレッチやトレーニングを指導しています。
身体を鍛えることで、今後の再発を予防します。
・整体・カイロプラクティック
医学とは異なる治療法です。
独自の様々な療法がございますが、ヘルニアの場合は悪化して
麻痺が起こることがありますのでおすすめできません。
●手術療法
・椎間板ヘルニアに対する手術(PED手術:Percutaneous Endoscopic Discectomy)
ある程度進行の進んだ椎間板ヘルニアに対しては患者様との話し合いのもと手術での治療を選択します。
出沢明の行うPED手術とは、局所麻酔で椎間板に細い筒を入れヘルニアを直接つまんで摘出する手術です。
たいへん小さな機械を使用するので骨を削ることも神経に触れることもありません。
ですから術後の痛みが少なく、ヘルニア手術は当日の日帰りが可能です。
●保存療法
・薬物療法・装具療法
いわゆる湿布などの痛み止めを使用したり、コルセットなどで固定をする療法です。ヘルニアの痛みが強い場合は、あまり効果がないことがあります。
痛みが強い場合は、内服薬より「坐薬」の方が効果があります。
・神経ブロック療法
ヘルニアと神経に直接、麻酔薬・抗炎症薬を注入します。痛みが軽減するまで週1回づつ3~5回行います。
・温熱、牽引療法
あまり効果がないことが多いようです。自宅で安静にしている方がいいと思います。
・運動療法
ヘルニアによる神経の痛みが長期間続きますと関節・筋肉が硬くなって、それらの痛みの方が強い場合があります。 激しい痛みがある程度治まったら運動を開始すべきです。
向ヶ丘PEDスポーツクリニックでは理学療法士が腰に負担を掛けないストレッチやトレーニングを指導しています。身体を鍛えることで、今後の再発を予防します。
・整体・カイロプラクティック
医学とは異なる治療法です。
独自の様々な療法がございますが、ヘルニアの場合は悪化して麻痺が起こることがありますのでおすすめできません。
●手術療法
・椎間板ヘルニアに対する手術
(PED手術:Percutaneous Endoscopic
Discectomy)
ある程度進行の進んだ椎間板ヘルニアに対しては患者様との話し合いのもと手術での治療を選択します。
出沢明の行うPED手術とは、局所麻酔で椎間板に細い筒を入れヘルニアを直接つまんで摘出する手術です。
たいへん小さな機械を使用するので骨を削ることも神経に触れることもありません。
ですから術後の痛みが少なく、ヘルニア手術は当日の日帰りが可能です。
ヘルニコアとは、「保存療法で十分な改善が得られない後縦靱帯下脱出型の腰椎椎間板ヘルニア」を効能・効果として承認された腰椎椎間板ヘルニア治療剤です。椎間板内酵素注入療法に使用する薬剤で、 ヘルニアを起こしている椎間板の髄核内に直接注射します。
髄核には保水成分が豊富にあるため、水分を含んで膨らんだ状態にあります。
これは、飛び出して神経を圧迫しているヘルニアの髄核でも同じです。
この髄核に適切な量のヘルニコアを注入すると、
コンドリアーゼによって髄核内の保水成分が分解され、水分による膨らみが適度にやわらぎます。
それにより、神経への圧迫が改善し、痛みやしびれが軽減すると考えられています。
ヘルニコアとは、「保存療法で十分な改善が得られない後縦靱帯下脱出型の腰椎椎間板ヘルニア」を効能・効果として承認された腰椎椎間板ヘルニア治療剤です。
椎間板内酵素注入療法に使用する薬で、 ヘルニアを起こしている椎間板の髄核内に直接注射します。
髄核には保水成分が豊富にあるため、水分を含んで膨らんだ状態にあります。これは、飛び出して神経を圧迫しているヘルニアの髄核でも同じです。
この髄核に適切な量のヘルニコアを注入すると、コンドリアーゼによって髄核内の保水成分が分解され、水分による膨らみが適度にやわらぎます。
それにより、神経への圧迫が改善し、痛みやしびれが軽減すると考えられています。
手術の大体の流れは下記の通りです。
1. 午前中に入院します。
2. 病室にて点滴の準備をします。
3. 午後に手術室へ出室します。
4. 治療台に横になります。
5. 針をさす場所を決定します。
6. 消毒・局所麻酔を行います。
7. 椎間板内に針を刺しヘルニコアを注入します。
8. 注入後30分間、お体の状態を確認します。
9. 病室へ帰室します。
10. 病室で3時間安静になり問題なければ当日もしくは翌日に退院可能です。
手術の大体の流れは下記の通りです。
1. 午前中に入院します。
2. 病室にて点滴の準備をします。
3. 午後に手術室へ出室します。
4. 治療台に横になります。
5. 針をさす場所を決定します。
6. 消毒・局所麻酔を行います。
7. 針を刺しヘルニコアを注入します。
8. 注入後30分間、状態を確認します。
9. 病室へ帰室します。
10. 病室で3時間安静になり問題なければ、当日もしくは翌日に退院可能です。
術式 | 麻酔 | 入院日数 | 保険適用 | 有効率 | 創 |
PED | 局部麻酔 | 1〜3泊 | 有り | ≒90% | 6~8mm |
MED | 全身麻酔 | 1週間 | 有り | >90% | 18~20mm |
ヘルニコア | 局部麻酔 | 1〜2泊 | 有り | 60〜70% | 針穴 |
1.局所麻酔で行うため麻酔によるリスクがかなり低いです。
2.局所麻酔であっても、麻酔科医が、鎮静、鎮痛、 安全のための専門的な管理を行います。
3.傷跡が残らない注射による治療です。
4.レーザー治療(PLDD)のような熱による凝固蒸散で椎間板組織を破壊しません(安全・確実)
5.術後5時間後より歩行開始、早ければ当日退院が可能です。
(ただし無理は禁物)
6.傷痕が目立ちません。
7. 健康保険を使用しての治療でありレーザー治療より治療費がかかりません。
8. 治療の適応・効果はレーザー治療とほぼ同様です。
1.局所麻酔で行うため麻酔によるリスクがかなり低いです。
2.局所麻酔であっても、麻酔科医が、鎮静、鎮痛、 安全のための専門的な管理を行います。
3.傷跡が残らない注射による治療です。
4.レーザー治療(PLDD)のような熱による凝固蒸散で椎間板組織を破壊しません(安全・確実)
5.術後5時間後より歩行開始、早ければ当日退が可能です。
(ただし無理は禁物)
6.傷痕が目立ちません。
7. 健康保険を使用しての治療でありレーザー治療より治療費がかかりません。
8. 治療の適応・効果はレーザー治療とほぼ同様です。
術式 | 入院日数 | 入院・手術日(3割負担) |
PED | 1〜3泊 | ¥200,000〜¥250,000 |
MED | 1週間 | ¥250,000〜¥300,000 |
ヘルニコア | 1〜2泊 | ¥30,000〜 |
アナフィラキシーショック
投与によるアナフィラキシーの発現(かゆみ、蕁麻疹などの皮膚症状、腹痛、吐き気、視野が狭くなるなどの視覚症状)の可能性があります。アレルギー体質の方はヘルニコアの治療に注意が必要です。
腰痛不安定性
過本剤の投与により椎間板変性の進行や椎間板周辺組織の変性が起こり、生体力学的バランスの異常による腰椎不安定性が発現する可能性があります。
本剤投与後は、腰椎不安定性に伴う症状の発現について十分に観察し、異常が認められた場合には適切な処置を行い、
経過をより細かく観察する必要があります。
アナフィラキシーショック
投与によるアナフィラキシーの発現(かゆみ、蕁麻疹などの皮膚症状、腹痛、吐き気、視野が狭くなるなどの視覚症状)の可能性があります。アレルギー体質の方はヘルニコアの治療に注意が必要です。
腰痛不安定性
過本剤の投与により椎間板変性の進行や椎間板周辺組織の変性が起こり、生体力学的バランスの異常による腰椎不安定性が発現する可能性があります。
本剤投与後は、腰椎不安定性に伴う症状の発現について十分に観察し、異常が認められた場合には適切な処置を行い、経過をより細かく観察する必要があります。
ヘルニコア投与を希望される高齢者の方へ
高齢者の患者様は脊柱管狭窄症等の合併症が多いこともあり、
70歳以上の患者様は安全性が確立されていません。
一般に高齢者では軟骨終板が菲薄化しており、
腰椎不安定性や椎体の変性を助長する可能性があります。
そのため高齢者の患者様への投与の可否はより慎重に決断させていただきます。
20歳未満の方の投与について
20歳未満の患者様は成長板が閉鎖しておらず、成長板が厚いことから、
本剤投与による成長板の 限局性欠損により、
腰痛、下肢痛及び神経症状が認められる可能性があります。
そのため、20歳未満の患者様に対してましても投与の可否を慎重に判断させていただきます。
また、投与を行った際は、患者の状態を慎重に観察する必要がございます。
ヘルニコア投与を希望される高齢者の方へ
高齢者の患者様は脊柱管狭窄症等の合併症が多いこともあり、70歳以上の患者様は安全性が確立されていません。
一般に高齢者では軟骨終板が菲薄化しており、腰椎不安定性や椎体の変性を助長する可能性があります。
そのため、高齢者の患者様への投与の可否はより慎重に決断させていただきます。
20歳未満の方の投与について
20歳未満の患者様は成長板が閉鎖しておらず、成長板が厚いことから、本剤投与による成長板の 限局性欠損により、腰痛、下肢痛及び神経症状が認められる可能性があります。
そのため、20歳未満の患者様に対してましても投与の可否を慎重に判断させていただきます。
また、投与を行った際は、患者の状態を慎重に観察する必要がございます。
・過去に一度でも椎間板内酵素注入療法(ヘルニコア注入)を受けたことのある方は、再度ヘルニコア手術を受けることができません。
・ヘルニアの形や出ている位置によっては、椎間板内酵素注入療法(ヘルニコア注入)の適応とならない場合もございます。
・ 腰椎不安定症のある患者様、またその疑いのある患者様には椎間板内酵素注入療法(ヘルニコア注入)を行うことができません。
・過去に一度でも椎間板内酵素注入療法(ヘルニコア注入)を受けたことのある方は、再度ヘルニコア手術を受けることができません。
・ヘルニアの形や出ている位置によっては、椎間板内酵素注入療法(ヘルニコア注入)の適応とならない場合もございます。
・ 腰椎不安定症のある患者様、またその疑いのある患者様には椎間板内酵素注入療法(ヘルニコア注入)を行うことができません。
・治療当日は入浴を控えてください。
・ 治療後は椎間板の周りの組織に変化が起こっています。治療後 1 週間は腰に負担をかけないよう心がけてください。
・日常生活やスポーツ開始時期など詳細は医師に相談してください。
・ 定期的に診察を受けてください。
アクセス
小田急電鉄小田原線「向ヶ丘遊園駅」から徒歩3分
JR・小田急「登戸駅」から徒歩7分
診療時間 9:00~12:00 / 14:00~18:00